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交響詩篇エウレカセブン

いまさらだけどエウレカセブンは面白い。ここ数週間で全50話を一気に見てしまいました。

きっかけはヤフー動画。10話までなら無料で見れるのです。テレビで放送当時、なんと日曜の朝7時という起きるのがはなはだ億劫な時間帯だったし、ロボットアニメはガンダムで卒業みたいな生活を歩んでいたのでまともに見たことがありませんでした。で、今回。無料だし、暇だしちょっと見てみるか、と軽い気持ちで鑑賞しだしたらあっという間に物語に引き込まれる。11話以降は有料だけれども、せっせとお金をはたいて最終話まで行き着いてしまった。

ヤフー動画 エウレカセブン無料配信(2009/4/16まで)


アニメで私の心のマスターピースを挙げるとしたら「逆襲のシャア」「ゼータガンダム(TV版)」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」。他にも好きなアニメはいろいろあるけど(「不思議の海のナディア」とか)、切り詰めて挙げるならこの四つ。エウレカセブンはそれに加わる勢いだ。

主人公レントンが超いい。可愛くて子持ちでがんばってお化粧挑戦しちゃうエウレカや、最初は嫌なキャラにも感じたがどんどん親しみが沸いて来るホランドとタルホペア、これまた最初はいまいち感がぬぐえなくも、最後の最後圧倒的な輝きを放つドミニク、アネモネペアなどいますけど、やっぱりレントンだ。

ホランドにぶん殴られるレントン、危機に陥ったホランドを「自業自得」と毒づくレントン、ノルブに「エウレカと何がやりたいんだ?」と問われたじろぐレントン、サッカーでパスを出せないレントン、変異したエウレカを優しく必死に受け止めようとして自分の腕を石でガンガン殴りつけるレントン、覚醒ニルヴァーシュのコックピットで腰に手をやり仁王立ちする凛々しいレントン。子持ちで「ママ」と呼ばれて人間じゃないヒロインもその子供もすべてひっくるめて包容する。どれもこれも全部好きだ。主人公を全肯定できる物語が心に残らないわけないでしょ。

他のアニメにはないエウレカセブンの魅力は家族というテーマを真正面に据えている所だ。子持ちのヒロインという設定からして直球です。そしてゲッコーステイトは一つの家族じゃないか、タルホにその点をなじられたりもするけど、タルホはタルホでレントンとエウレカのお母さんであり、ホランドの妻になっちゃう。

ゲッコーステイトクルー同士の心のやり取りとゼータガンダムのアーガマクルーの殺伐さ、バラバラさとは対照的だ。「なんだか怖い人ね。ギラっとして。戦争以外の世界では生きていけない人じゃない?」とベルトーチカに評されてしまう独身貴族のシャアがいるのだからアーガマの殺伐さは折り紙つきとも言えます。アーガマはブライトとファがなんとかとりまとめていたと言えるでしょうか。モーリス、メーテル、リンクとシンタ、クム。子供はどちらの艦にも乗っていますけど、その行く末はまた違う。最終話の最後、モーリス、メーテル、リンクはレントンの祖父アクセルと法的にも家族となってファミレスで心暖まる食事なのに対して、ゼータはね・・・。

家族といえばわすれちゃならないのはチャールズ、レイ夫妻。ガンダム的にはランバラル、ハモンに近い存在だけど、エウレカセブンの特色はレントンを養子にしようと試みるところだ。ここがたまらない!ギスギスしたゲッコーステイトが描かれると同時に、レントン、チャールズ、レイが家族になれば三人ともまったき幸せになれる、ように一瞬でも思わせるのは俊逸だ。敢えてチャールズ、レイ夫妻を敵役とみなすならば、これほど愛おしい敵役がかつていたでしょうか。レントン、チャールズ、レイ夫妻の三人で違う物語がはじまってもおかしくはない、そんな存在感が夫妻にはあり大好きです。

エウレカセブンは家族とは何か?という問いを抱えた稀有なアニメだと思います。私はその問いを抱えながら、作品内のキャラクターが力強く家族になろうと志向している様を見ていましたね。第四期オープニングの最後の絵で、レントンとエウレカとモーリス、メーテル、リンクの五人が地球を一緒に抱えてます。家族の未来が星の未来と地続きなように思えて、家族とは一体何か、家族になるとはいかなることか、家族であるとはいかなることか、数々の問いを肯定的に考えさせてくれる素晴らしい絵です。

どこかのサイトで主人公機ニルヴァーシュの複座のユニークさが指摘されています。ニルヴァーシュは二つのコックピットが左右に並んだ形で設置されており、たしかにこれまでのロボットコックピットにはなかった斬新なアイデアです。現実の戦闘機でもそうですが複座って、前後に設置されているのが一般的ですよね。それが左右とは。レントンとエウレカ、二人の対の平等さと、家族というものがきちんとコックピットの次元でも表現されています。なにせ作中ではニルヴァーシュのコックピットには、モーリス、メーテル、リンクの子供達も頻繁に搭乗しているんだし。


エウレカセブンは音楽も魅力の一つ。第一期オープニングのFlowの「days」やエンディングの高田梢枝「秘密基地」、作中のBGMなど聞き惚れてしまうものばかりです。中でも第四期オープニング、Nirgilisの「Sakura」は、物語が大円団へと収束していくニュアンスをしっかり伝えてくれるグッドミュージックなので貼り付け、貼り付け。

Nirgilis「Sakura」
(作中画像が使用されているので、ネタバレ要注意)



それとびっくりしたのは電気グルーヴの「虹」が挿入歌になっていることだ!いやぁ、これにはまいりました。もう10年以上前の曲で、しかも電気グルーヴだと?テクノ調のBGMが特色のエウレカセブンとはいえ、いきなり電気グルーヴです。しかも、それがなんも違和感ないのがまた感無量です。激懐かしいです。レントン少年に、電気グルーヴを聞き入ってた自分の青春時代か重ねあわされこそばゆいったらありゃしない。この経験は大人の特権だね。製作者の心遣いが憎い。

電気グルーヴ「虹」
22 : 41 : 14 | 読書感想文 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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